二重根号の外し方完全攻略!2がない変形とマイナスの落とし穴解説

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大手予備校の模試データや採点現場からの報告によると、二重根号の設問における不正解の約7割が「二重根号 マイナス 大小関係」の取り違えによる符号ミスに集中しています。計算の手順は合っているにもかかわらず、最後の最後で失点してしまう現象です。

典型的な誤答例を見てみましょう。

❌ 受験生がやりがちな致命的誤答:
$\sqrt{4 - 2\sqrt{3}}$ を解く際、「足して4、掛けて3」のペアを「1と3」と考え、そのまま公式に当てはめて $\sqrt{1} - \sqrt{3} = 1 - \sqrt{3}$ と書いてしまう。

なぜこれが壊滅的な誤りなのでしょうか。数値の大きさを評価してみると一目瞭然です。$\sqrt{3} \fallingdotseq 1.732$ であるため、$1 - \sqrt{3} \fallingdotseq 1 - 1.732 = \mathbf{-0.732}$ となり、計算結果が負の数(マイナス)になってしまいます。

数学の根幹ルールとして、ルート記号 $\sqrt{\phantom{A}}$ の前にマイナス符号がついていない限り、その数値は「0以上の実数」でなければなりません。正の数からスタートした計算の答えが負の数になることは絶対にあり得ないのです。

このミスを防ぐ鉄則はただ一つ、「マイナスの二重根号を外すときは、見つけた2つの数のうち大きい方を必ず左側に書く($\sqrt{\text{大}} - \sqrt{\text{小}}$)」という習慣を徹底することです。上記の例であれば、$3 > 1$ ですから、正解は $\sqrt{3} - \sqrt{1} = \sqrt{3} - 1$ となります。

問題のパターン変形の手順・ポイント具体例編集部の見解・注意度基本形(前に2がある)足して前、掛けて後の2数 $(a, b)$ を探す$\sqrt{7 + 2\sqrt{10}} \rightarrow \sqrt{5}+\sqrt{2}$教科書レベル。確実に得点すべき基礎問題マイナス符号を含む形必ず $\sqrt{\text{大}} - \sqrt{\text{小}}$ の順で記述する$\sqrt{4 - 2\sqrt{3}} \rightarrow \sqrt{3}-1$失点率最多。大小関係の確認を自動化することルートの中が4の倍数$\sqrt{4k} = 2\sqrt{k}$ として外に2を出す$\sqrt{8 + \sqrt{60}} \rightarrow \sqrt{8+2\sqrt{15}}$素因数分解のスピードが解答時間を左右する係数が奇数・2がない分母分子に2を掛け、有理化で仕上げる$\sqrt{3 - \sqrt{5}} \rightarrow \frac{\sqrt{10}-\sqrt{2}}{2}$合否を分ける差がつくポイント。分数変形を即座に実行外の係数が4や6など2だけ残して余分な因数をルートの中へ戻す$\sqrt{7 + 4\sqrt{3}} \rightarrow \sqrt{7+2\sqrt{12}}$$4\sqrt{3} = 2 \times (2\sqrt{3}) = 2\sqrt{12}$ の変形を見抜く
山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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