楓とは?モミジとの決定的な違いと花言葉・名前の由来を徹底解剖
楓とは?モミジとの決定的な違いと花言葉・名前の由来を徹底解剖について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をご覧ください。
「楓」とは、植物学的にはムクロジ科カエデ属(旧カエデ科)に分類される落葉高木または低木の総称です。北半球の温帯地域を中心に世界で約160種、日本国内だけでも26種類以上の自生種が確認されています。
多くの人が疑問に抱く「モミジとの違い」ですが、植物分類学上はカエデとモミジに明確な区別はありません。植物図鑑を開くと、どちらも「カエデ属(Acer属)」に属しています。しかし、日本の伝統的な園芸文化や林業界では、葉っぱの形状や切れ込みの深さによって明確に呼び分ける習慣が根付いてきました。
一般的に、葉の切れ込みが深く、赤ちゃんの掌のように5つから7つ以上に分かれているものを「モミジ(イロハモミジやオオモミジなど)」と呼びます。一方で、切れ込みが浅く、カエルの水かきのような形をしたものや、切れ込みの少ない幅広い葉を持つものを「カエデ(イタヤカエデやトウカエデなど)」と区別して呼ぶのが定説です。
英語圏に目を向けると、この区分は存在せず、すべて「Maple(メイプル)」という単語一つで包括されます。パンケーキでおなじみのメイプルシロップも、北米原産のサトウカエデ(Sugar maple)の樹液を煮詰めて作られたものです。