健診で「肺に影」自覚症状なしの正体は?がんの確率と精密検査の真実
健診で「肺に影」自覚症状なしの正体は?がんの確率と精密検査の真実について見逃せない 事実を分かりやすい構成で解説いたします。
健診結果で要精査と判定された場合、まずは呼吸器内科または呼吸器外科を標榜する医療機関を受診します。紹介状や健診時のレントゲン画像データ(CD-ROM等)がある場合は、必ず持参しましょう。
医療機関での標準的な検査ステップは次の通りです。
- 1. 問診と過去歴の確認:喫煙歴、粉塵吸入歴、アレルギー、既往歴(結核感染など)を詳しく聴取します。
- 2. マルチスライス胸部CT検査:レントゲンが平面の影絵であるのに対し、CT検査は肺を数ミリ単位の輪切り画像として3次元的に再構成します。病変の正確なサイズ、内部構造、血管との関係性を高精度に確認できます。
- 3. 診断方針の決定:CT画像で明らかな良性(陳旧性変化)と判断されれば検査終了となります。判定が難しい小さな結節(5ミリ以下など)の場合は、3〜6カ月後に再度CTを撮影して増大の有無を確認する「定期画像追跡」を選択するのが標準的です。
- 4. さらなる精密検査(必要な場合のみ):悪性が強く疑われる場合には、気管支鏡検査(内視鏡で細胞を採取する生検)やPET-CT検査、血液検査(腫瘍マーカー)などが検討されます。