右季肋部の違和感や痛みは危険?肝臓・胆嚢のSosと受診目安を解説
右季肋部の違和感や痛みは危険?肝臓・胆嚢のSosと受診目安を解説についての真相をご紹介します。
右季肋部(みぞおちの右側から右脇腹にかけての肋骨弓下部)は、人体において極めて重要な臓器が密集する解剖学的要所です。この領域に収まっている主な臓器は、代謝の要である「肝臓」、消化液である胆汁を濃縮・貯留する「胆嚢」、そして十二指腸や結腸の右曲がり角(肝弯曲部)です。右季肋部の違和感やチクチクした痛みが生じる際、その大半はこれら胆道系および肝実質、あるいはそれらを覆う神経ネットワークから発せられています。
読者の多くが「何科にかかればよいのか」と頭を悩ませますが、迷うことなく消化器内科を選択してください。消化器内科では、問診と触診に続き、放射線被曝のない簡便な腹部超音波検査(腹部エコー)や採血による生化学検査を即日実施できる体制が整っています。もし筋肉や骨、ピリピリとした皮膚表面の痛みが主因であれば整形外科や皮膚科の領域となりますが、内臓由来の重大疾患をまず除外診断することが臨床における絶対鉄則です。
痛みの性質によって想定される病態は明確に分かれます。「差し込むような鋭い激痛」であれば胆石が胆嚢管に詰まる胆石発作、「重苦しい圧迫感や張り」であれば肝臓の腫大に伴う被膜の牽引や慢性的な炎症が考えられます。自身の感覚を曖昧に放置せず、客観的な診断を受けることが重症化を防ぐ第一歩です。