にれの木の真実と魅力|北海道名所の現在・エルムとの違いを徹底解剖
話題沸騰中の にれの木の真実と魅力|北海道名所の現在・エルムとの違いを徹底解剖について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
旅先やインテリアショップで「にれの木」と「エルム」という二つの呼称に出会い、それぞれが別の植物なのか迷うケースは後を絶ちません。植物分類学上の結論から言えば、両者は基本的に同じ植物群を指しています。「にれの木」はニレ科ニレ属(学名:Ulmus)に属する落葉広葉樹の日本語の総称であり、英語でこれに該当する単語が「エルム(Elm)」です。
ただし、日本国内において単に「にれの木」と呼ぶ場合、多くは北日本に自生するハルニレ(春楡)を指すのが通例です。北海道大学のキャンパスが「エルムの杜」と呼ばれるように、寒冷地で雄大に枝を広げるハルニレこそが、私たちが思い浮かべるエルムの典型像となっています。
一方で、本州以南の公園や街路樹として頻繁に見かけるのは、同属のアキニレ(秋楡)です。同じニレ科樹木でありながら、この2種は開花時期や樹木の規模、樹皮の質感に至るまで明確な差異を持っています。この違いを混同したまま「エルム=すべて同じ性質」と捉えてしまうと、庭木選びや材木の選定で思わぬ誤算を招くことになります。