巨大屋根に隠された仕掛けとは?熊本駅白川口が描く都市の未来
巨大屋根に隠された仕掛けとは?熊本駅白川口が描く都市の未来の詳細について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
見上げる者を惹きつけてやまない有機的な屋根構造。通称「しゃもじ」とも呼ばれるこの巨大キャノピーを手掛けたのは、世界的な建築家である西沢立衛氏だ。熊本県が誇る文化的な取り組み「くまもとアートポリス」のプロジェクトとして結実したこの建築は、幾何学的な直線を排し、熊本の豊かな山並みや白川の水の流れを思わせる柔らかな曲線を特徴としている。
薄い鉄骨シェル構造が生み出す浮遊感は圧巻だ。柱の配置は歩行者の邪魔にならないよう最小限に抑えられ、どこからでも視線が抜ける設計になっている。都市計画・建築デザイン産業の視点から見ても、これほど大規模な公共上屋に自然環境との調和を持たせた事例は珍しい。光の角度によって刻一刻と表情を変える大屋根の下は、建築ファンのみならず、行き交う誰もが思わず足を止めるフォトスポットとなっている。