つつじの剪定で翌年花が咲かない理由とは?失敗しない時期と切り方

つつじの剪定で翌年花が咲かない理由とは?失敗しない時期と切り方の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

ネット上の情報やSNSでは、つつじの剪定に関して誤った常識や思い込みが散見されます。現場の検証から判明した代表的な失敗パターンを列挙します。

誤解1:「秋に伸びた枝だけを軽く整える程度なら大丈夫」という油断

「秋にピュンピュン飛び出た枝だけをハサミで揃えた」というケースでも、その飛び出た枝の先端にこそ最も充実した花芽がついています。秋の軽微な刈り込みであっても、外周部の花芽を根こそぎ落とす結果となり、翌春の開花密度がまばらになる典型的な失敗例です。

誤解2:「強剪定で葉を一枚も残さずに丸坊主にしても平気」という過信

いくら萌芽力が強いとはいえ、樹勢が衰えた老木や日陰で弱っている株を完全に葉のない「丸太状態」まで切り詰めると、そのまま枯死(枝枯れ)することがあります。安全を期すなら、最低でも緑の小枝を数本残すか、2〜3年かけて段階的に枝を更新していく手法が確実です。

誤解3:「咲かないのは肥料が足りないせい」という誤った施肥

花が咲かない原因を肥料不足だと勘違いし、夏や秋に窒素(チッソ)分の多い肥料を大量に与えると、植物は葉や枝を伸ばす「栄養成長」ばかりを優先し、花芽を着ける「生殖成長」を停止してしまいます。花付きを良くしたい場合は、リン酸(P)とカリ(K)が多めに配合された骨粉入り油かすなどを、花後の「お礼肥(5〜6月)」と冬の「寒肥(1〜2月)」に適量施すのが正しい手入れです。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest