ベンチャーとは何か?急成長の熱狂と資金調達の知られざる裏側
ベンチャーとは何か?急成長の熱狂と資金調達の知られざる裏側の重要なポイントについて、最新情報を詳しくお届けします。
政策の後押しも熱を帯びている。経済産業省が主導する育成プランや官民ファンドの動きは活発で、日本を「アジア最大の起業先進地域へ」という号令のもと、巨額の予算と制度改革が注入されてきた。ディープテックや気候変動対策技術など、国家の命運を握る領域への資金供給は確かに加速している。
しかし、スタートアップ情報プラットフォーム「INITIAL」の調査データなどを丹念に読み解けば、資金調達額の総計や華々しい調達プレスリリースの裏に潜む冷厳なファクトが浮き彫りになる。シード期からシリーズA、シリーズBへと駒を進めるごとに、生き残る企業の数は急カーブを描いて絞り込まれる。巨額のバリュエーション(企業価値)を掲げながらも、実質的なキャッシュフローを生み出せないまま立ち往生する企業も少なくない。官製の追い風が吹いているからといって、市場の選別淘汰が免除されるわけではない。