ぶどうの木の育て方2026年版!失敗しない剪定と甘く実らす秘訣
ぶどうの木の育て方2026年版!失敗しない剪定と甘く実らす秘訣の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
果樹栽培の成敗を分ける最大の関門が「剪定」です。ぶどうは前年に伸びた枝(前年枝)の芽から春に新しい枝(結果枝)が伸び、そこに花房をつけます。適切な時期に正しい位置でハサミを入れなければ、果実がつかないばかりか、樹勢が暴走して収拾がつかなくなります。
ぶどうの木 剪定時期として最も安全かつ効果的なタイミングは、樹木が完全に活動を停止している1月上旬から2月中旬の休眠期です。温暖地であっても3月に入ってから切断すると、樹液の流動が始まっているため、切り口から大量の水滴(樹液)が止まらなくなる「水揚げ現象」が発生し、樹勢を著しく低下させる原因になります。剪定後は、切り口からの病原菌侵入を防ぐために「トップジンMペースト」などの癒合剤を速やかに塗布してください。
剪定方法には、品種特性に応じた2つの基準が存在します。
- 短梢剪定(たんしょうせんてい):前年枝の基部から1〜2芽を残してバッサリ切り戻す方法。「シャインマスカット」「巨峰」「デラウェア」など、基部の芽にも花芽が分化しやすい品種に適しており、初心者でも迷わず作業できます。
- 長梢剪定(ちょうしょうせんてい):前年枝を5〜8芽(またはそれ以上)残して長く剪定する方法。基部の着花率が低い「甲州」や「ネオマスカット」などの欧州系・在来品種に用いられます。
また、ぶどうの木 冬越しの手入れも翌春の萌芽を揃える上で見逃せません。寒冷地(最低気温が氷点下10度を下回る地域)では、主幹にわらや麻布を巻く防寒対策や、寒風による乾燥を防ぐマルチングが欠かせません。さらに、冬期のうちに粗皮削り(古い樹皮を剥がす作業)を行い、樹皮の隙間で越冬しているハダニやクビアカトラカミキリなどの害虫を物理的に排除しておくことが、無農薬・減農薬栽培への第一歩となります。