緑牛のモデルは原田芳雄で確定!浪人街の元ネタと能力の真相を徹底解剖
緑牛のモデルは原田芳雄で確定!浪人街の元ネタと能力の真相を徹底解剖を詳しくリサーチ! 知っておきたい 重要ポイントを分かりやすく展開します。
緑牛の人物像を読み解く上で避けて通れない最大の元ネタが、1990年に公開された黒木和雄監督の時代劇映画『浪人街』です。マキノ雅弘監督による戦前の名作をリメイクした本作において、主演の原田芳雄さんが演じた浪人こそが「荒牧源内(あらまき げんない)」でした。
映画における荒牧源内は、腕は立つものの普段は酒と女にだらしなく、ボロ長屋で怠惰に暮らす風来坊。鳥打ち帽をかぶり、着流しの胸をはだけて飄々と生きるその風貌とアナーキーな佇まいは、漫画『ONE PIECE』の緑牛アラマキのビジュアルにダイレクトに投影されています。胸元に刻まれた「死川心中」というタトゥーも、江戸の落語や無頼派の心中立て文化を想起させ、荒牧源内の刹那的な生き様と見事な呼応を見せています。
さらに鳥肌が立つほどの映画的リンクが存在します。『浪人街』で原田芳雄演じる荒牧源内の相棒的存在として、圧倒的な存在感を放っていたのが名優・勝新太郎さん(赤星玄蕃 役)でした。言うまでもなく、勝新太郎さんは新海軍大将「藤虎(イッショウ)」のモデル(『座頭市』)です。
世界会議(レヴェリー)編のマリージョアにおいて、緑牛と藤虎が二人でくつろぎながら会話を交わす初対面シーンを覚えているでしょうか。海軍の規律を重んじる赤犬からの命令を無視して藤虎を捕らえようとせず、「食うかい?」「いや、結構」と軽口を叩き合っていた二人の空気感。あの絶妙な男同士の距離感は、まさに映画『浪人街』で原田芳雄と勝新太郎がスクリーン上で見せた、互いの力量を認め合うアウトロー同士の共犯関係そのものを再現した極上のリスペクトなのです。