鳥取はなぜ人口最少なのか?55万人割れの真相と2026年最新事情
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総務省が公表する住民基本台帳に基づく人口動態調査や国勢調査のデータを振り返ると、鳥取県の人口は長期にわたる右肩下がりの軌跡を描いてきました。1988年に記録した約61万6,000人をピークとして減少局面に入り、2010年代以降はそのペースが一段と加速しています。
象徴的な転換点となったのが、鳥取県人口55万人割れの経緯です。2020年国勢調査で約55万3,000人まで落ち込んだ後、2022年には毎月推計人口において戦後初めて55万人の大台を割り込みました。行政関係者や地元経済界に走った衝撃は大きく、2026年時点の推計人口は約53万5,000人前後にまで縮小しています。これは東京23区でいえば杉並区や八王子市単体の人口よりも少ない規模です。
年間4,000〜5,000人規模で進む人口減少の内訳を検証すると、死亡数が出生数を大幅に上回る「自然減」が年間約4,000人以上を占め、進学・就職期を中心とする「社会減」がこれに拍車をかけています。出生数の低下は全国的なトレンドであるものの、絶対的な人口規模が小さい鳥取県においては、自然減のインパクトが自治体の存続基盤を揺るがす深刻な数値となって跳ね返っています。