なぜカニは「杯」と数える?生と茹での違いや足の助数詞まで徹底解説
なぜカニは「杯」と数える?生と茹での違いや足の助数詞まで徹底解説の背景について、専門知識を基に徹底解説します。
冬のギフトの定番であるズワイガニとタラバガニですが、実は生物学上の分類が全く異なります。
ズワイガニは十脚目(エビ目)カニ下目に属する「本物のカニ」で、足が10本(ハサミ2本+歩脚8本)あります。一方、タラバガニは十脚目異尾下目、つまり「ヤドカリの仲間」です。そのため、外見上の足はハサミを含めて8本しか見えません(退化した2本の小さな足が甲羅の中に隠れています)。
「ヤドカリの仲間なら数え方も違うのでは?」と思われがちですが、食材として扱う際はタラバガニも同様に「1杯」「2杯」と数えます。姿形がカニに酷似しており、甲羅に身を抱える食材としての扱いに差がないためです。
ただし、タラバガニは体が非常に大きく甲羅の内側にミソをほとんど残さない(ボイル時に流れてしまう)ため、市場では甲羅を外して足のまとまりである「肩」の状態で取引されるケースが圧倒的に多くなります。「タラバガニ1肩=半身分」という数え方を覚えておくと、購入時のトラブルを防げます。