昭和の伝説アイス「宝石箱」はなぜ消えた?販売終了の真相と復刻の行方

昭和の伝説アイス「宝石箱」はなぜ消えた?販売終了の真相と復刻の行方について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

雪印乳業(現・雪印メグミルク/アイス事業はロッテへ承継)が1978年(昭和53年)に発売した「宝石箱」は、当時のアイスクリーム業界の常識を覆す商品でした。当時の一般的なアイスバーが50円〜100円前後だった時代に、1個120円という強気な高価格帯で登場。黒を基調に金色の文字があしらわれた四角いカップは、まさにジュエリーボックスを思わせる高級感を漂わせていました。

ヒットを決定づけたのが、当時絶大な人気を誇っていたトップアイドルデュオ「ピンク・レディー」を起用したテレビCMです。「宝石箱入りのアイスクリーム」「私の心は、いま宝石箱」というキャッチコピーとともに、キラキラと輝く氷の粒が映し出される映像は、全国の子どもたちや若者の心を瞬く間に鷲掴みにしました。CMソングの華やかさも相まって、発売直後から飛ぶように売れるメガヒットを記録したのです。

スプーンですくうと、濃厚なバニラアイスの滑らかな口溶けの中に、フルーツ香料と甘みを含んだ氷の粒がシャリッとした心地よいアクセントを残します。視覚と食感のダブルの驚きは、まさに「食べるジュエリー」と呼ぶにふさわしい贅沢な体験でした。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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