古畑任三郎第3シリーズ全話解説!豪華犯人キャストと神回のトリック

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第3シリーズの中でも、視聴者の間で「歴代屈指の神回」として語り継がれているのが、第8話の福山雅治出演回と、最終話前後編の江口洋介出演回です。

福山雅治が演じた堀井岳は、車椅子に乗る優秀な化学者。動機は「自分の足の自由を奪った事故の原因であり、かつての婚約者を奪った同僚への復讐」という、切なくも冷徹なものでした。彼が仕掛けたのは、遠隔操作による爆破トリック。現場から遠く離れた研究所で実験を行っていたという完璧なアリバイを主張します。しかし古畑は、堀井が現場に残してしまった「マッチの擦り跡」や「ある日用品の配置」という微細な違和感からアリバイの偽装を見抜きました。互いの知性をぶつけ合う会話の応酬と、犯行を暴かれた堀井が見せる哀愁の表情は、福山雅治の演技力も相まって圧巻の完成度を誇ります。

一方、江口洋介が演じた日下光司との対決は、シリーズ唯一の連続ドラマ前後編という超大作です。日下率いるテロリスト集団が電車ジャックを敢行し、身代金を要求する劇場型犯罪。誰もがテロ組織の思想犯行と思い込む中、古畑だけは「犯人グループの行動があまりにも合理的すぎること」に疑念を抱きます。日下の真の狙いはテロではなく、混乱に乗じた巨額資金の強奪でした。犯人側の張り巡らせたタイムリミットサスペンスに対し、古畑がわずかな証拠から首謀者の正体とアジトを突き止める展開は、倒叙ミステリーの枠を超えたサスペンスアクションの傑作として高い評価を受けています。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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