生まれつきのばち指は病気?遺伝と危険な兆候を見分ける基準
生まれつきのばち指は病気?遺伝と危険な兆候を見分ける基準の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。
「自分の指はただの深爪や太い指なのか、それとも医学的なばち指なのか」を客観的に見分けるには、世界中の医療現場で採用されているフィジカルアセスメントが有効です。
最も信頼性が高いのが、シャムロス窓徴候(Schamroth's window test)と呼ばれる検査法です。
【シャムロス法の実施手順】
1. 左右の同じ指(主に人差し指)の爪の表面同士を第一関節の高さでぴったり合わせる。
2. 通常の指であれば、爪の根元同士の間に「細長いひし形の隙間(光が通る窓)」ができる。
3. ばち指の場合、爪の根元の組織が盛り上がっているため隙間が消失し、完全に密着して光が通らなくなる。
さらに、側面から指を観察した際の「ロビボンド角(Lovibond's angle)」の計測も決定打となります。爪の生え際と爪甲が成す角度は通常160度以下ですが、ばち指では爪の根元が浮き上がるため180度以上の鈍角を形成します。指で爪の根元を押した際に、スポンジのようにフカフカと沈み込む感触(爪床の浮動性)がある場合も、ばち指の特徴的な所見です。