ツナとは何の魚?シーチキンとの違いや原材料の真実を徹底解説
ツナとは何の魚?シーチキンとの違いや原材料の真実を徹底解説について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。
日常会話で混同されがちな「ツナ」と「シーチキン」ですが、食品流通における位置づけは明確に区別されています。ツナの語源は、英語の「Tuna(チュナ/トゥナ)」に由来します。学術的にはスズキ目サバ科マグロ属に分類される魚を指しますが、英語圏の食品市場においては、近縁種であるカツオ(Skipjack tuna)を含めた大型回遊魚全般を広く指す言葉として定着しています。
一方の「シーチキン」は、水産加工品大手「はごろもフーズ株式会社」が保有する登録商標です。1958年に同社が製造販売を開始した際、白くきめ細やかな肉質と食感が「まるで鶏肉(チキン)のようにおいしい海の恵み」であったことから名付けられました。日本国内で圧倒的な市場シェアを獲得した結果、一般名詞のように広く浸透していますが、他社製品をシーチキンと呼ぶことは商標上正しくありません。
日本農林規格(JAS)に基づく規定では、ツナ缶の原材料として使用が認められている主な魚種は以下の通りです。
- ビンナガマグロ(別名:ビンチョウマグロ/ホワイトミート):身が白く上品で、ツナ缶の中で最高級原料とされる。
- キハダマグロ・メバチマグロ(ライトミート):淡いピンク色から黄色味を帯びた肉質で、ほどよい旨味とあっさりした味わいが特徴。
- カツオ(ライトミート):マグロに比べて赤みが強く、濃厚な出汁のようなコクとしっかりとした魚の風味が際立つ。
缶詰のパッケージ裏面にある「原材料名」を確認すると、「まぐろ」あるいは「かつお」と明確に記載されています。同じライトミートであっても、マグロを使用しているかカツオを使用しているかで風味や食感に明確な個性があるため、購入時の見分け方としてラベル表示の確認が有効です。