3200年の沈黙を破る光:2026年、アブシンベル神殿が今なお世界を引きつける理由と新たな危機
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しかし、この奇跡の遺産に影が忍び寄っている。エジプト南部を襲う異常高温だ。
夏の気温が50度に達することも珍しくなくなった現在、砂岩でできた壁画の劣化が急速に進んでいる。砂漠の風が容赦なくファラオの顔を削り取る。現地で保全活動を続ける専門家は、「この10年の劣化スピードは、過去100年分に匹敵する」と危機感を募らせる。私たちは今、歴史の崩壊を目の当たりにしているのかもしれない。