きゃりー『Ponponpon』歌詞の真意と中毒性|名曲に隠されたメッセージ
きゃりー『Ponponpon』歌詞の真意と中毒性|名曲に隠されたメッセージにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
インターネット上の言説では、時に『PONPONPON』を「単なる記号的な電波ソング」「ノベルティ・ソングの一種」と矮小化して捉える声が見受けられます。しかし、これは楽曲の持つ音楽的・時代的文脈を見落とした誤解です。
実際、きゃりーぱみゅぱみゅ自身が自著や当時の回顧録で語っている通り、2011年3月の東日本大震災直後という重苦しい社会情勢の中で制作された背景があります。世全体が自粛と沈黙に包まれる中、「理由のない明るさ」「無条件で心が跳ねる音」を届けることは、極めて意識的で勇気あるポップカルチャーの実践でした。
中田ヤスタカが構築したトラックは、ベースラインのグルーヴからキックの周波数処理に至るまで、当時の最先端フレンチ・エレクトロやダブステップの意匠をJ-POPの尺感に完璧に落とし込んだものであり、音楽関係者の間では「2010年代初頭の最高峰のエレクトロ・ポップ」として極めて高い評価を得ています。