インコのメガバクテリア症を見逃すな!初期症状と完治への治療法・予防策
インコのメガバクテリア症を見逃すな!初期症状と完治への治療法・予防策にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
メガバクテリア症は、初期段階でいかに早く気づけるかが生存率を大きく左右します。鳥類は本能的に体調不良を隠す習性があるため、外見上で明らかな異変が現れたときには、すでに病状が進行しているケースが珍しくありません。
見逃してはならないインコのメガバクテリア初期症状には、以下のような特徴的な兆候があります。
- 首を左右に激しく振る嘔吐:求愛行動の吐き戻しとは異なり、頭を激しく振って未消化のシード(種子)をまき散らすように吐きます。頭部の羽毛に吐瀉物がこびりついて固まるのも典型例です。
- 食欲があるのに体重が減る(Going Light現象):エサ箱の前に長時間いて活発に食べているように見えても、胃が機能していないため栄養が吸収されず、胸骨が浮き出るほど痩せ細っていきます。
- 便の異常(未消化便・黒色便):フンの中に消化されていない種子がそのまま混ざったり、胃からの出血によってフンがコールタールのように黒っぽくなったりします。
- 膨羽(ぼうう)とうずくまり:体温を維持できず、羽を大きく膨らませて止まり木の下やケージの隅でじっと目をつぶる時間が増えます。
気になるセキセイインコのメガバクテリア致死率ですが、未治療のまま急性胃炎や胃出血へ移行した場合、幼鳥を中心に致死率は70%以上に跳ね上がるとされています。一方で、初期段階で適切な抗真菌治療を開始できれば、大半の個体が回復を見込めます。毎日の体重測定(1g単位で測れるキッチンスケールを活用)を習慣化し、数日で2〜3g以上の減少が見られたら即座に警戒する必要があります。