アルツハイマー公表の有名人と現在|闘病の告白が変えた社会のリアル

アルツハイマー公表の有名人と現在|闘病の告白が変えた社会のリアルを徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

多くの家族が「もっと早く気づいていれば」と悔やむのは、初期症状が加齢による「単なる物忘れ」と極めて酷似しているためです。しかし、臨床現場のデータや当事者たちの手記を精査すると、認知機能低下の最初期には明確な兆候が現れていることが分かります。

以下は、日本神経学会等の知見および臨床現場の実情をもとに作成した、早期発見のためのセルフチェックリストです。

チェック項目加齢による一般的な衰え(正常)アルツハイマーの初期サイン(要受診)出来事の記憶「昨日の昼に何を食べたか」がパッと思い出せない。「昼食を食べたという事実そのもの」を完全に忘れている。段取りと遂行力新しい家電の操作を覚えるのに時間がかかる。長年作り慣れていた得意料理の味付けを間違え、手順が分からなくなる。時間と空間の感覚今日が何日かカレンダーを見るまで迷う。通い慣れた近所のスーパーからの帰り道で迷い、季節に合わない服装を選ぶ。感情・意欲の変化疲れやすくなり、外出がおっくうになる。大好きだった趣味を突然やめる。猜疑心が強まり「物を盗られた」と言い張る。

特に見逃されやすいのが、65歳未満で発症する若年性アルツハイマー・若年性認知症です。国内の患者数は推計で約3万5,000人以上にのぼりますが、現役世代であるがゆえに「仕事の過労」や「うつ病」「更年期障害」と誤診され、確定診断に至るまで平均して1〜2年以上の歳月を浪費してしまう実態があります。

働き盛りの40〜50代を襲う若年性認知症は、住宅ローンの返済、子どもの教育費、そして親の介護と重なる「三重苦」をもたらします。仕事を辞めざるを得なくなった瞬間に一家の大黒柱を失い、世帯収入が激減して生活破綻に追い込まれるケースが後を絶ちません。職場でケアレスミスが急増した際、「本人の怠慢」と決めつけるのではなく、認知的機能の変調を疑い、早期に専門医(物忘れ外来や脳神経内科)を受診させることが家族と生活を守る防波堤となります。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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