シール帳は流行り終わった?衰退の真相と平成レトロ再燃の現在地

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現在、売り場やSNSではどのような現象が起きているのでしょうか。ネット上の口コミや知恵袋、各種SNSの投稿を検証すると、リアルな熱狂の温度感が伝わってきます。

大手掲示板やSNS上では、次のような生々しい声が数多く見受けられます。

「子どもの頃はお小遣いが足りなくて買えなかったタイルシールやぷくぷくシールを、大人になった今、セリアで見つけて思わず全種類カゴに入れてしまった。完全にインナーチャイルドが癒やされている」(30代前半・会社員)

「娘にシール帳を教えようとしたら『学校に持って行っちゃダメなんだよ』と言われ、時代の変化を実感した。でも結局、自分がハマって推しのトレカデコ用バインダーを作っている」(30代後半・主婦)

こうした声の背景にあるのが、セリアやダイソーを中心とする100円ショップの驚異的な商品開発力です。現在、セリアの文具コーナーには「シール保管用バインダー」「貼ってはがせるシール台紙リフィル」「ファスナー付きポケット」が整然と並び、入荷と同時に品薄になる店舗が続出しています。かつてファンシーショップで千円以上したシステム手帳型のシール帳が、今や数百円で自由自在にカスタムできる環境が整っているのです。

さらに、K-POPブームを源流とする「トレカデコ(硬質ケースデコ)」や、お気に入りのアイドル・アニメキャラクターのテーマカラーに合わせた「概念デコ」など、推し活とシール帳の融合は極めて強力な推進力となっています。現場の売り場を観察すると、シールコーナーに滞留しているのは小学生ではなく、熱心にデザインを吟味する20〜40代の女性たちです。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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