金沢最古の老舗料亭「つば甚」完全解剖!料金・評判と予約の要諦

金沢最古の老舗料亭「つば甚」完全解剖!料金・評判と予約の要諦にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

金沢の老舗料亭文化を語る上で、つば甚の存在を抜きにすることはできません。創業は江戸中期の宝暦二年(1752年)。加賀藩お抱えの鍔師であった初代・鍔屋甚兵衛(つばやじんべえ)が、鍔造りの傍らで諸藩の武士たちに手料理を振る舞ったことが始まりと伝えられています。屋号の「つば甚」は、この創業者の名に由来しています。

幕末から明治、大正、昭和へと激動の時代が移り変わる中でも、つば甚は北陸を代表する社交・文化の舞台として重用されてきました。明治42年、金沢を訪れた初代内閣総理大臣・伊藤博文は当亭に滞在し、大広間で書を残しました。伊藤博文が好んだとされる部屋には今なおその息遣いが残り、床の間を飾る掛け軸や調度品に往時の栄華が偲ばれます。

また大正13年には、金沢出身の詩人・室生犀星の手引きによって文豪・芥川龍之介がつば甚を訪問。犀川のせせらぎを聞きながら加賀の珍味に舌鼓を打った記録や書簡が遺されています。近代日本画の巨匠・横山大観など数多くの文化人も足を運んでおり、つば甚で過ごす時間そのものが、金沢の歴史と文化財を巡る体験に他なりません。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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