小林ゆう画伯の絵はなぜ怖い?狂気と評される真相と伝説を徹底解明
小林ゆう画伯の絵はなぜ怖い?狂気と評される真相と伝説を徹底解明とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
小林ゆう画伯の筆から生み出された作品群は、一般的な「絵の巧拙」という物差しを軽々と破壊してきました。単にデッサンが崩れているというレベルを超え、見る者の脳幹に直接訴えかけてくるような禍々しさと、異界の存在を具現化したような構図が特徴です。まずは、ネットを幾度となく震撼させてきた代表作の系譜を整理します。
語り草となっているのが、2007年頃にラジオ番組やイベント関連で世に出た豚の絵です。豚という本来であれば愛らしい動物をモチーフにしながら、紙の上に現れたのは、四肢がねじ曲がり、無数の細い線が幾重にも重なり合い、瞳の焦点が定まらない異形の生命体でした。その衝撃は凄まじく、共演者が思わず息を呑み、リスナーからは「夢に出てくる」「豚の怨霊を降霊させたのか」と戦慄の声が上がったほどです。
さらに、門松やコアラ、カブトムシ、干支の動物といった日常的な題材であっても、画伯の手にかかれば一瞬にしてシュルレアリスムの極致へと変貌を遂げます。細部に目を凝らすと、執拗なまでの直線・曲線の連打、空間を押しつぶすような黒と赤の集積が確認でき、単なる落書きとは一線を画す「強迫観念めいた熱量」が宿っています。