ホワイトティーとは?緑茶や紅茶との違いから美容効果・香水の秘密まで徹底解剖
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ホワイトティーとは、中国茶の六大分類(緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶)における「白茶(パイチャ/はくちゃ)」を指します。ハーブやドライフルーツを調合したフレーバーティーではなく、ツバキ科の植物である「茶ノ木(カメリア・シネンシス)」の若芽や葉から作られる正真正銘の純粋なお茶です。
最大の特徴は、摘み取ったばかりの芽や葉を「揉まず(不揉捻)、炒めず、ただ自然に萎れさせて乾燥させるだけ」という、全茶葉の中で最もシンプルかつ繊細な製法にあります。人の手を極力加えないため、新芽をびっしりと覆う白い産毛(白毫=はくごう)がそのまま美しく残り、茶葉全体が白銀色に輝いて見えることからその名が付けられました。
その歴史は古く、中国の唐代から宋代にかけて発展し、宋の皇帝・徽宗(きそう)が著書『大観茶論』の中で「白茶は極めて優美であり、世に類をみない至高の品である」と絶賛した記録が残されています。古くは中国・福建省の特定地域(政和、福鼎など)で春先のわずか数日間にしか手摘み収穫できなかったため、皇帝への献上品や王侯貴族しか口にできない門外不出の不老長寿の薬として珍重されてきました。
現代においてホワイトティーの頂点に君臨するのが、新芽だけを一本一本選別して作られる「白豪銀針(シルバーニードル)」です。銀色に光る細長い針のような茶葉にお湯を注ぐと、茶柱のように垂直に立ち上がる幻想的な姿と、淡いアプリコット色の水色(すいしょく)、そして甘く柔らかな口当たりが楽しめます。これに若葉を混ぜた「白牡丹(パイムータン)」や、成熟葉を含む「寿眉(ショウメイ)」など、収穫時期や茶葉の部位によって幾重もの豊かなグラデーションが存在しています。