ラウンドワン東淀川店の閉店理由と跡地の現在|真相と再開発を徹底追及
ラウンドワン東淀川店の閉店理由と跡地の現在|真相と再開発を徹底追及を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。
ラウンドワン東淀川店の営業終了が発表された際、SNSや地元コミュニティには大きな衝撃が走りました。常に一定の来客があり、土日祝日には家族連れや学生グループで駐車場が満車になる光景も珍しくなかった同店が、なぜ営業継続を断念せざるを得なかったのか。その背景には、主に3つの構造的な要因が存在していました。
第1の決定打は、土地・建物の賃貸借契約の満了です。ラウンドワンをはじめとする大型アミューズメント施設は、地権者と20年から30年単位の長期定期借地・借家契約を締結して出店するケースが大半を占めます。関係者の証言や当時の業界動向を照らし合わせると、東淀川店も開業から契約満了の節目を迎え、再契約に伴う賃料交渉や条件面での折り合いがつかなかったことが発端となっています。
第2の要因は、施設自体の経年劣化と莫大な改修・耐震補強コストです。東淀川店はボウリングの重量マシンや大量のアミューズメント機器を支える堅牢な構造を持っていたものの、近年の建築基準法改正や省エネ基準の厳格化に伴い、今後十数年にわたって安全稼働を維持するためには数億円規模の大規模改修投資が不可欠な状況に達していました。
そして第3の背景が、株式会社ラウンドワンが推し進めていた全国規模のスクラップ&ビルド戦略です。同社のIR決算資料を精査すると、同社は従来の「中型ロードサイド店舗」から、1フロア数千坪を誇る「メガ旗艦店」「ギガクレーンゲームスタジアム」「スポッチャ併設型スタジアム店」へのリソース集中を明確に打ち出しています。近隣に梅田店や守口店といった巨大メガ店舗が存在する東淀川エリアにおいて、設備投資を重ねて中型店を維持するよりも、近隣旗艦店への顧客統合を図る判断が下されたといえます。