国宝・風神雷神図屏風の謎を解く!宗達・光琳・抱一の継承と美の秘密

国宝・風神雷神図屏風の謎を解く!宗達・光琳・抱一の継承と美の秘密に関する最新の話題を詳しく解説いたします。

風神と雷神は、古くはインド神話の自然神にルーツを持ち、仏教に取り入れられてからは千手観音の眷属(守護神)として日本に定着しました。三十三間堂(蓮華王院)に安置されている国宝・木造風神・雷神像などがその典型例です。恐ろしい天災をもたらす荒ぶる神であると同時に、雨乞いや五穀豊穣をもたらす恵みの神として、民衆の間で信仰を集めてきました。

その伝統的なモティーフを、京都の町絵師として頭角を現していた俵屋宗達が二曲一双の屏風へと昇華させました。宗達はそれまでの仏教彫刻や絵巻物に見られたグロテスクな異形感を巧みに和らげ、どこか人間味とユーモアを感じさせる親しみやすい姿へと再解釈したのです。金箔地に墨と鉱物顔料を大胆に配した本作は、町人文化のエネルギーと宮廷風の雅が融合した、琳派の幕開けを象徴する最高傑作と位置づけられています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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