元伊勢一覧と遷座の真相!天照大御神が巡った全国の霊跡を完全網羅
元伊勢一覧と遷座の真相!天照大御神が巡った全国の霊跡を完全網羅の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
古代、天照大御神の御神体である八咫鏡(やたのかがみ)は、歴代天皇の宮殿内で同床共殿(どうしょうきょうでん)として共に祀られていました。しかし、第10代・崇神天皇の時代に国内で疫病や天災が頻発したことを受け、神威の強大さを畏れ敬った天皇は、神託に従って宮殿の外で丁重にお祀りすることを決断します。
そこで選ばれたのが、初代斎王(神に仕える皇女)となった皇女・豊鍬入姫命(トヨスキイリヒメノミコト)でした。豊鍬入姫命は大和の笠縫邑(かさぬひのむら)から旅を始め、続いて第11代・垂仁天皇の皇女である倭姫命(ヤマトヒメノミコト)がその神託の旅を引き継ぎます。
倭姫命は諸国を巡り歩いた末、伊勢の地で天照大御神から「この神風の伊勢の国は、常世の波の重浪寄する国なり。美し国なり。この国に居らんと欲す」という神託を授かり、紀元前5年(垂仁天皇26年)に五十鈴川のほとりへ皇大神宮(内宮)を創建しました。この約90年に及ぶ御巡幸の足跡こそが、現在各地に残る「元伊勢」の起源です。