高層ビルの窓が開かない驚きの理由|赤い三角の役割と危険な清掃の裏側

高層ビルの窓が開かない驚きの理由|赤い三角の役割と危険な清掃の裏側の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

「普段開かないなら、火災時の煙はどうやって逃がすのか」という疑問に答えるのが、天井付近に組み込まれた「排煙窓(はいえんそう)」です。建築基準法施工令により、一定規模以上の居室には床面積の50分の1以上の排煙有効面積を持つ開口部の設置が義務付けられています。

排煙窓の多くは手の届かない高所に設置されているため、壁面に配置された「手動開放装置(ワンタッチボタンやレバー)」を使って作動させます。赤いカバーを押し下げてボタンを押すと、ワイヤーや電気信号を介して窓が外側または内側に倒れ込み、天井付近に滞留した有毒ガスを一気に外部へ排出する構造です。

一度開放した排煙窓を手動で閉めるには専用の巻き戻しハンドルを操作する必要があり、誤操作による日常的な開放を防ぐ工夫が施されています。オフィス勤務のビジネスパーソンであれば、自席フロアの壁にある「排煙窓ボタン」の位置を防災訓練などで一度確認しておくことが推奨されます。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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