ダークマタークラスターの正体判明か?最新観測が暴いた宇宙最大の謎

ダークマタークラスターの正体判明か?最新観測が暴いた宇宙最大の謎とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

電磁波を一切放射しないダークマターを、研究者たちはどのようなアプローチで捉えているのでしょうか。現在進められているダークマターの検出方法の詳細まとめとして、代表的な3つの観測・実験手法が存在します。

第1は、天文学的アプローチである「重力レンズ効果の観測」です。クラスター背後の銀河から放たれた光が、手前にあるダークマターの重力場によって弓状に歪む「強重力レンズ」や、無数の背景銀河のわずかな歪みを統計処理する「弱重力レンズ」により、見えない質量の正確な2次元・3次元マップを作成します。

第2は、地下深くの実験施設で行われる「直接探索」です。イタリアのグランサッソ研究所(XENONnT)や岐阜県神岡鉱山(XMASS、NEWAGE)など、宇宙線のノイズを遮断した地下深部で、高純度の液体キセノン標的にダークマター粒子が極めて稀に衝突する微小なシグナルを待ち構えています。

第3は、宇宙空間での「間接探索」と加速器による「人工生成」です。暗黒物質粒子同士が衝突・対消滅する際に生じるガンマ線や反物質を観測衛星で探す試みや、CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)で高エネルギー陽子同士を衝突させ、エネルギー欠損から未知粒子の生成を検証する実験が並行して進められています。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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