デリケートゾーンのしこりは粉瘤?放置や潰すリスクと正しい治療法を徹底解説

デリケートゾーンのしこりは粉瘤?放置や潰すリスクと正しい治療法を徹底解説についての真相をお届けします。

粉瘤(学術名:表皮嚢腫)は、本来なら垢やフケとして剥がれ落ちるはずの表皮細胞や皮脂が、皮膚の深部にできた「嚢腫(のうしゅ)」と呼ばれる袋状組織の中に溜まり続けてしまう良性腫瘍です。身体のあらゆる部位に生じますが、デリケートゾーン(大陰唇、恥丘、VIOライン、臀部周辺)は特に発生しやすい条件が揃っています。

デリケートゾーンは下着や衣類による日常的な摩擦、蒸れ、座位による圧迫など、皮膚への物理的刺激が絶え間なく加わる部位です。さらに、近年普及しているVIO脱毛のレーザー照射やカミソリでの自己処理による微小な毛穴の傷・毛包の閉塞が引き金となり、皮膚の内側に角質が迷入して袋が形成される事例が医療現場でも報告されています。

また、粉瘤を強く圧迫した際や内容物が漏れ出た際に感じる「独特のチーズのような悪臭」は、袋の中で長期間密閉された角質と皮脂が酸化し、皮膚常在菌によって分解されることで発生するイソ吉草酸などの脂肪酸が原因です。不衛生にしているから発生するわけではなく、皮膚の解剖学的構造によって生じる物理的な現象といえます。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest