「メロスは激怒した」はなぜ?太宰治の名作冒頭に隠された衝撃の真相と裏話
「メロスは激怒した」はなぜ?太宰治の名作冒頭に隠された衝撃の真相と裏話について見逃せない 事実を分かりやすい構成で解説いたします。
懐に短剣を忍ばせて王城に侵入したメロスでしたが、あっけなく警備の衛兵に捕らえられます。王の前に引き出されたメロスは堂々と暗殺の意志を告げ、王の残酷さを激しく非難。激怒したディオニス王は即座に処刑を言い渡します。
しかし、メロスには一つだけ心残りがありました。村に残してきた最愛の妹の結婚式を無事に執り行うことです。メロスは「3日間の猶予」を王に懇願します。妹の婚礼を済ませたら、必ず処刑台に戻ってくると誓ったのです。
当然、冷酷な王は信じません。そこでメロスが身代わりの人質として差し出したのが、シラクスの街で石工をしている無二の親友、セリヌンティウスでした。「もし約束の日の日没までに私が戻らなければ、代わりに友を殺すがいい」というメロスの提案を、王は「人間がどれほど脆く裏切りやすい存在か」を証明してメロスを絶望させるためのゲームとして承諾します。
何も知らされぬまま城へ呼び出され、親友の身代わりとして牢に繋がれるセリヌンティウス。メロスは友の命を背負い、豪雨と荒れ狂う川、山賊の襲撃、そして自身の肉体と精神の限界と戦いながら、約束の刻限を目指して命がけで走り続けることになります。