阿寒湖アイヌコタンの評判と見どころ|ロストカムイの衝撃と真価

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阿寒湖アイヌコタンの中核施設である専用屋内劇場「阿寒湖アイヌシアター〈イコロ〉」では、年間を通じて極めて完成度の高い舞台公演が行われています。なかでも圧倒的な評判を誇るのが、絶滅したエゾオオカミをテーマにした舞台劇『ロストカムイ』です。

『ロストカムイ』の上演時間は約40分。アイヌの人々が「ホロケウカムイ(狩りをする神)」として敬意を払っていたエゾオオカミがなぜ人間社会から姿を消したのかという重厚なテーマを、アイヌ古式舞踊、現代舞踊(コンテンポラリーダンス)、そして3次元CGやプロジェクションマッピングを駆使して描き出します。クリエイティブディレクションには日本のトップクリエイターが参画しており、伝統芸能の枠組みを鮮やかに拡張した総合芸術として観客を圧倒します。

劇場では『ロストカムイ』に加え、2009年にユネスコ無形文化遺産に登録された『アイヌ古式舞踊』、そして2026年現在高い注目を集める新演目『満月のリムセ』という3演目を中心にプログラムが組まれています。かつて自然の恵みへの感謝や儀礼として踊られた「鶴の舞(サロルン リムセ)」や「バッタの舞」など、息の合った手拍子と力強い足踏み(ウポポとリムセ)は、音響設計の行き届いた〈イコロ〉の空間でこそ真価を体感できます。阿寒湖温泉に宿泊する旅行者にとって、夜の〈イコロ〉鑑賞は外せないメインイベントです。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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