猫を食べる国は実在する?2026年最新の法規制と食文化の真相

猫を食べる国は実在する?2026年最新の法規制と食文化の真相とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

具体的にどのような国や地域で消費されてきたのか、各地域の文化的背景と現状を整理します。

■ ベトナム(北部ハノイ周辺)
ベトナムにおいて猫肉は「小虎(Thịt Mèo / ティウ・ホー)」の隠語で呼ばれ、ハノイなど北部を中心に専門店が存在してきました。1998年にネズミの大量発生を防ぐ目的で首相令による猫肉消費の禁止令が出されたものの、取り締まりの緩さからアンダーグラウンドで流通が継続。ビールのおつまみや月初・月末の験担ぎとして消費されてきた歴史があります。

■ 中国(主に広東省・広西チワン族自治区)
中国広東省猫肉料理として著名だったのが、蛇と猫(または鶏)を煮込んだ伝統鍋「竜虎鳳(りゅうこほう)」です。蛇を竜、猫を虎、鶏を鳳凰に見立てた滋養強壮料理として清代から存在しました。しかし、2020年の新型コロナウイルス感染拡大を契機に、深セン市や珠海市が全国に先駆けて犬肉・猫肉の食用販売を全面禁止する条例を施行。2026年現在、大都市圏の公の場から猫肉料理はほぼ完全に姿を消しています。

■ スイス(アッペンツェル・ベルンなど一部山岳農村部)
欧州の先進国であるスイス猫を食べる地域の存在は、国際的に大きな衝撃を与えました。スイスの法律では「商業目的の販売」は禁止されているものの、「自家消費目的での屠殺・摂取」は明確に違法とされてこなかったため、ルーチェルンやアッペンツェルなどの一部農村部で、クリスマス時期の伝統的な保存食文化(ローストや干し肉)としてごくわずかに残存していたことが動物愛護団体の調査で報告されています。

■ ペルー(カニエテ郡「猫祭り」)
南米ペルーのラ・ケブラダ地区では、毎年9月の聖エフィヘニア祭において「ペルー猫祭り(ガストロノミコ・デル・ガト)」が開催され、入植してきたアフリカ系奴隷の歴史的サバイバル食を称える名目で猫肉料理が振る舞われていました。しかし、国内外からの激しい抗議を受け、司法裁判所が健康被害と動物虐待を理由に祭りでの猫肉提供を禁止する判決を下しています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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