猫の恩返しキャスト一覧と現在!声優変更の真相や豪華な裏側を徹底解剖
猫の恩返しキャスト一覧と現在!声優変更の真相や豪華な裏側を徹底解剖の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
公開から数年後に知って最も驚かれるキャスティングの筆頭が、猫の国の王子・ルーンを演じた山田孝之です。当時の山田孝之は18歳。連続テレビ小説『ちゅらさん』でヒロインの弟役を好演し、まさにブレイク前夜の瑞々しい輝きを放っていた時期でした。
ハルに救われ、誠実かつ礼儀正しく感謝を伝えるルーン王子の凛とした声は、後の怪優・個性派俳優としての山田孝之のパブリックイメージとは一線を画す、極めてノーブルなトーンです。スタジオジブリのキャスティング担当者は、当時から彼の卓越した声の表現力と芯の強さを見抜いて抜擢したと伝えられています。
さらに脇役陣の顔ぶれも破格でした。巨漢の白猫・ムタを演じたのは名バイプレイヤーの渡辺哲。ぶっきらぼうでありながら根は温かいムタの性格を、野太くも愛嬌のある声で見事に具現化しました。また、ハルを猫の国へ導く白猫・ユキちゃん役には、当時若手実力派として映画界を席巻していた前田亜季が起用され、透き通るような声で物語に気品をもたらしました。
スタジオジブリがこれほど贅沢な布陣を実現できた背景には、日本テレビとの強力なパートナーシップに加え、「スタジオジブリのアニメーションであれば、どんな端役でも出演したい」と熱望するトップ俳優たちが列をなしていたという、当時の日本エンタメ界における圧倒的なブランド力がありました。