彬子女王の素顔に迫る『赤と青のガウン』旋風と伝統継承の挑戦

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文藝春秋から文庫化された留学記『赤と青のガウン』が、出版界で記録的なロングセラーを記録している。皇族の著作といえば格式高い学術書や回顧録を想像しがちだが、本書に描かれているのは、側衛(護衛官)を巻いて街を歩こうとしたエピソードや、コインランドリーの洗濯機と格闘する日々、厳しい指導教官からの容赦ないダメ出しに頭を抱える一人の留学生としての姿だ。

飾らない筆致から浮かび上がるのは、特権に安住することなく、自らの足で立とうともがく彬子女王の人間味あふれる素顔である。プリンセスという肩書を脱ぎ捨て、ひとりの研究者として泥臭く学問に向き合うひたむきさが、読者の深い共感と敬意を呼び起こしている。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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