なぜ透き通る?エメラルドグリーンの酸性湖に魚が棲めない真相と生態系
なぜ透き通る?エメラルドグリーンの酸性湖に魚が棲めない真相と生態系の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。
日本国内および世界には、科学者たちを驚嘆させる強烈な酸性湖が点在しています。
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強酸性湖として日本一の座にあるのが、群馬県・草津白根山の山頂に位置する「湯釜(ゆがま)」です。エメラルドグリーンの美しい湖面を持ちながら、その湖水はpH約1.0〜1.2前後を記録します。これは胃酸や市販の塩酸に匹敵する強さで、手を入れることすら危険な世界有数の酸性火口湖として知られています。
また、宮城県と山形県の県境に位置する蔵王の「御釜(おかま)」も有名です。御釜の水質は火山活動の推移によって変動するものの、概ねpH3前後の酸性を示し、太陽光の角度や気温によって湖面の色が刻々と変化することから「五色沼」の異名を持ちます。
世界に目を向けると、インドネシア・東ジャワ州に位置する「カワ・イジェン(Kawah Ijen)」が世界一の強酸性湖として圧倒的な存在感を放ちます。湖水のpHは驚愕の0.3以下に達し、濃硫酸と塩酸が混ざり合ったような極限の水質を誇ります。湖畔からは高純度の硫黄ガスが噴き出し、夜間には青い炎(ブルーファイア)が揺らめく光景は、地球上でもっとも過酷な環境のひとつです。