東京エレクトロン株価乱高下の真相|2026年買い時と業績予測
東京エレクトロン株価乱高下の真相|2026年買い時と業績予測にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
インターネット上の投資掲示板やSNSでは、「中国市場向け売上が急減して東京エレクトロンは終わる」「米中摩擦の犠牲になり業績は回復不能」といった過激な悲観論が定期的に拡散されます。しかし、現場の納入実績や業界構造を丹念に取材すると、こうした主張がいかに一面的であるかが浮き彫りになります。
確かに、2024年当時に見られた中国向けの爆発的な装置出荷ペースは落ち着きを見せています。しかし、中国国内の半導体メーカーが買い揃えた製造装置は、今後数年間にわたって保守・点検・パーツ交換(フィールドソリューション事業)という高収益なリカーリング収益を生み出し続けます。同社の事業モデルは、一度納入した膨大な設置ベース(累計9万台以上)から毎期安定したサービスフィーを回収できる構造になっており、収益のボトムを劇的に引き上げる役割を果たしています。
さらに、中国市場の比率低下と入れ替わるように急拡大しているのが、北米、台湾、日本(Rapidus含む)における最先端ファブ向け案件です。特に高帯域幅メモリであるHBMの製造ラインでは、ウエハを極限まで薄く削り、TSV(シリコン貫通電極)で多層積層する高度なボンディングプロセスが必須となります。同社はこの先進パッケージング分野でも圧倒的な技術的優位を確立しており、単なる「中国依存の装置屋」というネット上の言説は、実態とかけ離れた明確な誤解と言えます。