草冠に完「莞」の読み方と意味は?名付けの評判やスマホ変換法を解説
草冠に完「莞」の読み方と意味は?名付けの評判やスマホ変換法を解説の真相について、専門知識を詳しくお届けします。
「草冠に完」で構成される「莞」は、文部科学省が定める常用漢字(2,136字)には含まれていませんが、法務省が戸籍法施行規則で定める「人名用漢字」に正式登録されている漢字です。まずは草冠に完の読み方や、部首と画数の詳細など、基礎となる客観的データを一覧表で整理します。
音読みと訓読みの詳細まとめとして押さえておきたいのは、この漢字が「形声文字(けいせいもじ)」であるという点です。上部の「艹(くさかんむり)」が植物というカテゴリー(意味)を示し、下部の「完」が「カン」という発音(音符)を表しています。そのため、初見であっても下部のパーツから「カン」と推測できるのが大きな特徴です。
漢字の莞の意味は、大きく分けて2つ存在します。1つ目は本来の意味である植物の「フトイ(太藺)」や「いぐさ(藺草)」です。水辺や湿地に自生するカヤツリグサ科やイグサ科の多年草を指し、茎が丸く中空でしなやかなことから、古くから畳表(たたみおもて)や花ござ、編席(莞席=かんせき)の材料として重宝されてきました。
なお、一般的ないぐさの漢字表記としては「藺草(または井草)」が広く使われており、農林水産省の統計資料や地域ブランド(熊本県産の畳表など)でも「いぐさ(藺草)」と表記されるのが通例です。一方で「莞」は、いぐさの中でも特に茎が太く丈夫な「フトイ」や、それで編んだ上質な敷物を指す漢語表現として定着しています。