Okサインが白人至上主義の象徴に?ネットのデマと危険な真相

Okサインが白人至上主義の象徴に?ネットのデマと危険な真相の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

ネット上の悪質なジョークにとどまっていたはずのサインが、取り返しのつかないヘイトの象徴へと固定化された決定的な出来事が、2019年3月15日に発生したニュージーランド・クライストチャーチのモスク銃乱射事件です。

51人もの尊い命を奪った白人至上主義者の実行犯は、法廷に姿を現した際、集まった報道陣のカメラに向かって堂々と下向きの逆OKサインを作ってみせました。手錠をかけられた状態で指先を組み合わせ、薄笑いを浮かべるその姿は世界中に生中継され、国際社会に強烈な戦慄と嫌悪感を植え付けました。

この事件を契機に、米国の主要な人権監視団体である名誉毀損防止同盟(ADL: Anti-Defamation League)は、2019年9月にOKサインを公式の「ヘイトシンボル・データベース」へ正式に追加・登録しました。

ADLのヘイトシンボル調査部門は当時、「悪ふざけとして始まったものが、実際に白人至上主義者たちによって仲間内のアイデンティティ誇示や威嚇のために採用された以上、もはや単なるデマとしては処理できない」とする公式見解を発表しています。悪意ある嘘が、凶悪犯罪者の手によって残酷な現実の記号へと上書きされた瞬間でした。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest