岸田劉生「麗子像」はなぜ怖いのか?微笑の真相と愛娘の数奇な生涯

岸田劉生「麗子像」はなぜ怖いのか?微笑の真相と愛娘の数奇な生涯について徹底解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

Q1:岸田劉生の麗子像はどこに行けば常設で見られますか?
A1:代表作『麗子微笑(青果持テル)』は東京国立博物館(上野)に所蔵されていますが、国指定重要文化財の油彩画であるため作品保護の観点から常設展示はされていません。本館近代美術フロア等で期間限定で特別公開されます。また、箱根のポーラ美術館(『麗子坐像』所蔵)や東京国立近代美術館(『麗子五歳之像』所蔵)でも所蔵されており、各館のコレクション展などのスケジュールに合わせて鑑賞可能です。訪問前に各美術館の展示スケジュールをご確認ください。

Q2:『麗子微笑』の値段をつけるとすればいくらになりますか?
A2:国の重要文化財に指定された公的所有物であるため、市場で売買されることは法的にありません。ただし、日本の近代洋画における美術史的価値や、過去の国内外トップクラスのオークション落札実績から類推すると、民間市場で取引された場合の推定資産価値は20億円から30億円以上に達すると専門家の間で見積もられています。

Q3:麗子像は何歳から何歳まで描かれたのですか?
A3:麗子が満4歳半(数え年で5歳)となった1918年の『麗子五歳之像』から、劉生が亡くなる直前、麗子が15歳(1929年)になるまでの約11年間にわたって描き続けられました。年齢が上がるにつれて愛らしい少女の姿から、おかっぱ頭の独特なデフォルメ期を経て、晩年は東洋の衣装をまとった野性味あふれる画風へと変遷しています。

Q4:岸田劉生と白樺派はどういう関係でしたか?
A4:劉生は武者小路実篤や志賀直哉、柳宗悦らが創刊した文芸雑誌『白樺』の同人たちと深い親交を結びました。白樺派が紹介したゴッホ、ゴーギャン、セザンヌなどのポスト印象派に強い衝撃を受け、その後は個人主義や生命の賛美という白樺派の哲学に共鳴しながら自らのリアリズムを深化させていきました。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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