もののけ姫・乙事主様はなぜタタリ神に堕ちた?モロとの絆と最期の真相
もののけ姫・乙事主様はなぜタタリ神に堕ちた?モロとの絆と最期の真相について見逃せない ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。
ネット上の掲示板やまとめ記事では、時に作中の設定が曲解され、事実とは異なる言説が拡散されることがあります。本稿では、乙事主様に関して特によく見られる3つの誤解を正しく検証します。
誤解1:乙事主様は最初から森を破滅させるつもりでやってきた?
真相:完全な誤りです。乙事主様が一族を率いて九州から海を渡ってきた目的は、人間たちの手によって切り倒され、汚されゆくシシ神の森を奪還・防衛するためでした。猪神たちが人間を憎んでいたのは、森を壊されることへの純粋な防衛本能であり、悪意による侵略ではありません。
誤解2:猪神たちが小柄になって知性を失ったのは乙事主様の責任?
真相:これも責任転嫁の誤解です。作中で乙事主様自身が「一族の体が小さくなり、バカになりつつある」と嘆いています。これは人間が森を切り拓き、自然の霊力が衰退した結果、神々が「ただの獣」へと退行していく生物学的・霊的現象であり、乙事主様ひとりの統率力に起因するものではありません。
誤解3:シシ神は乙事主様を処刑した?
真相:シシ神には「敵を罰する」「味方を助ける」という人間的な価値基準はありません。アシタカの銃創を癒やす一方で命を奪うこともあるように、シシ神の行為は純粋な自然現象です。狂気と激痛に呑まれた乙事主様の生を終わらせたのは、残酷な処刑ではなく、自然への還元という救いでした。