羽田元総理が在任64日で散った真相!省エネルックと息子たちの現在
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筆者が当時の番記者や永田町関係者の手記、議事録を検証する中で一貫して浮かび上がるのは、羽田孜という政治家の「並外れた人の良さ」です。政治の世界では往々にして「お人好し」は弱点とみなされますが、羽田氏の場合はそれが特異な求心力となっていました。
関係者の証言によると、羽田氏は激しい政局の渦中にあっても、夜遅くまで待機する記者団に対して自らお茶や菓子を差し入れ、「寒かったろう、体に気をつけてね」と声をかけることが日常茶飯事でした。自著や後年の特番インタビューでも、「自分は策謀や権謀術数が大嫌いだった。国民に対して嘘をつかない政治をやりたかった」と赤裸々に語っています。
当時の世論調査において、羽田内閣の発足時支持率は各社調査で50%前後を記録しており、決して低くはありませんでした。有権者は細川政権の崩壊に失望しつつも、「誠実なミスター政治改革」である羽田氏に一縷の望みを託していたのです。しかし、永田町の権謀術数はその誠実さを飲み込みました。小沢一郎氏の剛腕による会派工作の煽りを食らい、最も泥をかぶる形で短命に散った羽田氏の姿は、当時の有権者にも深い同情と「政治不信」の爪痕を残しました。