ジャニーズ会見のNgリスト問題とFtiの現在|真相と責任の所在を暴く
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旧ジャニーズ事務所が社名変更と被害者補償の方針を発表した2023年10月2日の第2回記者会見。会場には数百人の報道陣が詰めかけ、登壇した東山紀之氏や井ノ原快彦氏らが説明を行いました。しかしその裏で、会見進行を担当していた司会者の手元には、顔写真付きで「NG」と大書された書類が存在していました。この模様がNHKのカメラに捉えられ、瞬く間にテレビ各局やネットニュースで大々的に報じられることになります。
報道各社の取材データによると、問題となった紙片には「指名NG記者」として6名程度の特定記者やジャーナリストの氏名・顔写真が並び、別紙には優先的に指名する「指名候補記者」のリストも記載されていました。一体なぜ、このようなリストが作成されたのでしょうか。公式発表資料およびFTIコンサルティング側が公表したFTIコンサルティング 謝罪文によれば、同社は次のように釈明しています。「限られた2時間という時間枠の中で、多くの記者に均等に質問機会を提供し、円滑な進行を図るために弊社が主導して作成したものであり、ジャニーズ事務所幹部の指示によるものではない」と弁明しました。
しかし、会見直前に行われた運営リハーサルにおいて、ジャニーズ事務所幹部や顧問弁護士がこのリストを目撃していた事実が後に判明します。井ノ原氏が会見中に発した「落ち着いていきましょう」という宥めの言葉が美談視された直後だっただけに、「最初から特定記者を排除するシナリオだったのではないか」という批判が噴出。FTIコンサルティング日本法人は全責任を自社で引き受ける姿勢を示しましたが、発注元であるジャニーズ事務所側の暗黙の了解や「荒れる会見を避けたい」という依頼意図が働いていたことは論を俟ちません。NGリスト 誰が作成したのかという論争の結論は、FTIの実務作成と事務所側の現場追認という、双方の甘いガバナンスが招いた必然の事故でした。