90年代の狂騒から令和のサイバー空間へ――「カラーギャング」の変遷と知られざる実態を追う
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当時の治安当局を悩ませたのは、カラーギャングが従来の「暴走族」とはまったく異なる生態系を持っていた点だ。特攻服を着て改造バイクに乗り、明確な縦社会と先輩後輩の厳格な階級制度を守るのが暴走族だとするならば、カラーギャングはどこまでもフラットで無機質だった。
バイクを持たず、徒歩や電車で移動する。上下関係はゆるやかで、私服のまま街に溶け込むため、警察からの識別が極めて困難だった。集合と解散が容易なこの柔軟な構造こそが、当時の治安維持を難航させた最大の要因と言える。