枕草子「宮に初めて参りたるころ」現代語訳と敬語・心情変化を徹底解説!
枕草子「宮に初めて参りたるころ」現代語訳と敬語・心情変化を徹底解説!を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。
古典読解において最大の関門となるのが「誰が誰に対して敬意を払っているか」です。本章段に登場する敬語を分類しました。
1. 参る(謙譲語・本動詞)
・意味:参上する、伺う
・敬意の方向:清少納言(話し手/地の文の作者) ⇒ 中宮定子(客体)
2. 召す(尊敬語・本動詞)
・意味:お呼び寄せになる、お呼びになる
・敬意の方向:作者 ⇒ 中宮定子(主体)
3. 給ふ(尊敬語・補助動詞)
・意味:〜なさる、お〜になる
・敬意の方向:作者 ⇒ 中宮定子(動作主)
※「見せさせ給ふ」のように「させ+給ふ」の形は最高敬語として定子への絶対的敬意を示します。
4. 侍り(丁寧語・補助動詞/本動詞)
・意味:〜でございます、控えております
・敬意の方向:作者 ⇒ 読者(聞き手)