うつ病の診断書を書いてくれない理由は?精神科医の本音と休職への対処法
うつ病の診断書を書いてくれない理由は?精神科医の本音と休職への対処法の重要なポイントについて、専門知識を詳しくお届けします。
大手ネット掲示板やSNS、知恵袋の投稿を丹念に追うと、診察室で繰り広げられる患者と医師の激しい温度差が浮き彫りになります。都内のIT企業に勤務していた20代男性は、当時の苦渋の手記で次のように振り返っています。
「ベッドから起き上がれず、吐き気と手の震えを抑えながらようやく心療内科に辿り着いた。『もう死ぬことばかり考えてしまい、明日から会社へ行けません』と泣きながら休職の診断書を求めたが、医師の返答は『休職すると経歴に傷がつくよ。薬を出すから来週まで働いてみて』だった。あの瞬間、目の前が真っ暗になり、医療にすら見捨てられたと感じた」
こうした生の声からも分かるように、患者側は「今この瞬間の苦痛からの緊急避難」を求めているのに対し、医師側は「将来的な社会復帰のハードル」を秤にかけています。このギャップが、「ヤブ医者」「冷たい」といったメンタルクリニックの評判や口コミにおける低評価の温床となっています。
一方で、近年の都市部を中心に増加している「即日休職診断書の発行」を大々的に掲げるメンタルクリニックの存在も、現場で議論を呼んでいます。Googleマップの口コミ等で「すぐ診断書を書いてくれる神対応」と絶賛されるクリニックがある裏で、十分な鑑別診断を行わずに休職させ、復職支援や根本的治療が放置された結果、休職期間満了による自動退職へと追い込まれるケースが多発しているのです。口コミの星の数だけを鵜呑みにし、安易に診断書を乱発する医療機関に頼る行為には、極めて深刻な副作用が潜んでいる現実に目を向けなければなりません。