ロココ宮廷を魅了した「ローブ・ア・ラ・フランセーズ」の構造と秘密
ロココ宮廷を魅了した「ローブ・ア・ラ・フランセーズ」の構造と秘密の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
18世紀フランス服飾史において、ルイ15世からルイ16世の治世にかけて最盛期を迎えたのがローブ・ア・ラ・フランセーズです。もともとは18世紀初頭、ルイ14世時代の厳格な宮廷儀礼から解放された貴族たちが私邸で身につけていた、ゆったりとした室内着「アドリアンヌ」や「コンティヌ」が起源とされています。
時代がロココへと移り変わるにつれ、この開放的なドレスは宮廷の正装(大礼服)として洗練を極めていきました。重厚で荘厳なバロック様式から、軽快で優美、かつ官能的なロココ様式への移行を鮮やかに物語る象徴として、フランス宮廷をはじめ全ヨーロッパの社交界を席巻したのです。