メッシュとハイライトの違いは?似て非なる特徴と失敗防止オーダー術
メッシュとハイライトの違いは?似て非なる特徴と失敗防止オーダー術とは一体何なのか? 専門的な分析を整理してお届けします。
メッシュとハイライトの違いを理解するうえで最も本質的な要素は、取り出す毛束(チップ)の「太さ」と「デザインの目的」にあります。
メッシュ(Mesh)は、フランス語の「mèche(毛束)」を語源とし、日本においては1990年代から2000年代のストリートカルチャーを通じて広く普及しました。ベースの髪色に対して約10mm〜15mm以上の明確な太さを持つ毛束をすくい取り、明度差をはっきりと際立たせるのが特徴です。陰影というよりも「ラインそのものを主張する」デザインであり、パンク、ストリート、Y2Kリバイバルなど、個性的でエッジの効いたファッションと高い親和性を持ちます。
対してハイライト(Highlight)は、絵画のハイライト技法に由来する欧米発祥のホイルワーク技術です。わずか2mm〜5mm幅の極細の毛束(ウィービング)を頭部全体に細かく均等に配置します。ベースカラーよりもトーンの高い色を散りばめることで、光が当たったような立体感、髪の柔らかさ、外国人風の透明感を演出することを主眼としています。「筋感を目立たせる」のではなく、「髪全体をふんわりトーンアップさせ、毛流れを美しく見せる」点に最大の違いがあります。
美容室の現場において、「メッシュを入れたい」と伝えると美容師は太めの束感を想定し、「ハイライトを入れたい」と伝えると繊細なウィービングを想定するのが通例です。この認識差が仕上がりの乖離を生む出発点となっています。