令和発表の舞台裏|菅官房長官の墨書掲出と万葉集の典拠・他候補案の真相
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最終選考の机上に並んだ原案は、「令和」を含めて合計6案でした。国書典拠が3案、漢籍典拠が3案というバランスの取れた選定となっており、それぞれに高度な文化的背景が存在していました。
元号候補案出典・典拠意味・選定の背景最終選考での評価・見送り理由令和(れいわ)国書『万葉集』人々が美しく心を寄せ合う中で文化が育つ【採用】国書初である点と発音の響きが満場一致で高評価英弘(えいこう)国書『古事記』優れた才知と広く大きな発展を願うローマ字頭文字が「E」となり、平成(H)との差別化は良好も響きが硬いと判断久化(きゅうか)漢籍『易経』長く良い変化を続け、徳が広く行き渡る頭文字「K」が明治・大正・昭和・平成の「M・T・S・H」と重複せず有力視も「化」の印象で分かれる広慶(こうけい)漢籍『詩経』広く慶び事が国中に満ちあふれる民間企業や学校法人などの既存名称に類似が多い点が懸念材料となる万保(まんぽう)漢籍『書経』万民の安全と国家の恒久的な安寧を保つ頭文字が「M」となり明治(M)と重複すること、発音が重厚すぎる点で見送り万和(ばんな)国書『日本書紀』万物万民が調和し平和に共存する「万保」同様に「M」の重複回避規準および読みやすさの観点から外れる
元号選定においては、「国民の理想としてふさわしいよい意味を持つ」「漢字2字である」「書きやすい」「読みやすい」「これまでに元号やおくり名として用いられていない」「俗用されていない(人名や地名、企業名等で広く使われていない)」という元号選定の基本要件6原則が存在します。
さらに公文書やシステム処理の実務上、明治(M)、大正(T)、昭和(S)、平成(H)とアルファベット頭文字が重複しない「R」である点も、「令和」が圧倒的に優位に働いた要因の一つでした。