鈴木愛理と伝説のBuono! は何が凄い?初恋サイダーと解散の真相

鈴木愛理と伝説のBuono! は何が凄い?初恋サイダーと解散の真相についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

アイドル戦国期と呼ばれた2010年代前後、数多くのガールズグループが林立する中で、Buono!の放つ異彩は際立っていました。アニメ『しゅごキャラ!』のタイアップユニットとして2007年に誕生した企画発足当初の枠組みを軽々と飛び越え、単独の本格派ロックユニットとして音楽シーンに爪痕を残した背景には、明確な3つの強みがありました。

第1に挙げられるのは、3人全員がグループのエース級であり、ボーカルのタイプが完璧に調和していた点です。ハスキーで艶やかな中低音と抜群のフェイク技術を持つ夏焼雅、芯の通った通る声質で安定感抜群のハイトーンを支える嗣永桃子、そして圧倒的な声量と豊かな倍音、変幻自在のグルーヴ感で主旋律を牽引する鈴木愛理。誰か1人に頼るのではなく、目まぐるしくメインボーカルとハイトーンコーラス、掛け合いが入れ替わる構造は、当時のアイドル界のユニゾン歌唱とは一線を画していました。

第2の要素は、徹底した生音へのこだわりとバックバンド「Dolce(ドルチェ)」の存在です。多くのアイドル公演がオケ(カラオケ音源)を使用していた時代に、Buono!は日本屈指のスタジオミュージシャンを集めた専属バンドを従え、全編生演奏のライブハウスツアーを敢行しました。ドラムの重低音、歪んだギターリフ、うねるベースラインに一切埋もれることなく、むしろバンドと真っ向からぶつかり合ってドライブしていく3人のタフネスは、ロックファンをも震撼させました。

第3に、楽曲クオリティの妥協なき追求です。デビュー曲『ホントのじぶん』から始まり、『こころのたまご』『ロッタラ ロッタラ』といった初期のポップロック路線から、後述する『初恋サイダー』や『MY BOY』『DEEP MIND』といったエッジの効いたギターロックまで、良質なメロディラインと緻密なコード進行を持つ楽曲群が用意されました。この強固な音楽的土台があったからこそ、子ども向けアニメの主題歌にとどまらない普遍性を獲得したのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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